スウェーデン会計基準審議会(BFN)、税務訴訟における引当金の重要性原則(väsentlighetsprincipen)の適用について裁判所に意見書を提出
SEスウェーデン
2026.10.07掲載: 2026.10.10
スウェーデン会計基準審議会(BFN)、税務訴訟における引当金の重要性原則(väsentlighetsprincipen)の適用について裁判所に意見書を提出
概要
スウェーデン会計基準審議会(BFN)は、法人税訴訟における引当金の計上要否が争点となった事案で、スンツヴァル行政控訴裁判所からの照会に対し、年次決算法(ÅRL)および一般に公正妥当と認められる会計慣行上の重要性原則(väsentlighetsprincipen)の適用に関する意見書を提出した。
- 対象:スウェーデンで年次決算を作成する事業者全般、特に引当金の計上・開示の重要性判断を行う経理担当者。
- 内容:重要性の判断は個別事案ごとの総合的評価によるべきであり、金額の大小だけでなく項目の性質、利用者(投資家・当局等)への影響も考慮すべきとした。明確な数値基準は設けられないとしつつ、金額的に小さい誤りでも利用者にとって特に重要な情報であれば容認されない場合があるとした。
- 位置づけ:特定の税務訴訟事案への回答であるが、重要性原則の一般的な適用の考え方を示すBFNの公式見解として、今後の実務上の参照材料となる。
実務メモ
背景:スウェーデンでは会計基準審議会(BFN)が会計実務上の公式見解を示す機関として機能しており、裁判所からの照会に応じた意見書も重要な実務指針となる。
実務への一言:スウェーデンで現地法人を持つ日系企業は、引当金の計上・開示における重要性判断の考え方として、金額的な大小だけでなく項目の性質や利用者への影響も踏まえた総合判断が求められる点を確認しておくとよい。
| 国・地域 | スウェーデン |
| 発信機関 | Bokföringsnämnden(BFN、会計基準審議会) |
| トピック | 会計基準 |
| 公開日 | 2026.10.07 |
