ポーランド、VAT申告手続きを簡素化する法案を閣議決定
PLポーランド
2026.07.21掲載: 2026.07.26
ポーランド、VAT申告手続きを簡素化する法案を閣議決定
概要
ポーランド財務省は2026年7月21日、閣議(Rada Ministrów)がVAT法改正案を承認したと発表した。輸出入時の手続き負担を軽減し、EU関税制度の変更にも対応する内容で、法律公布から14日後に施行予定。
- 輸入時の簡素化:簡易申告(輸入VATの申告納付一体化)を利用する際、これまで必要だったVAT課税事業者である旨の税関への証明書提出が不要に。税務当局側でステータスを確認する運用に変更。
- 電子申告の一本化:集中通関(odprawa scentralizowana)による輸入申告について、電子形式での提出のみに一本化。
- 輸出VATゼロ税率の証明緩和:EU域外への輸出を証明する書類の種類を拡大し、単一の特定書類に限定しない代替的な証拠でもVATゼロ税率適用の根拠として認める。
- 少額輸入(150ユーロ以下)への対応:EUの関税規則改正を踏まえ、150ユーロ以下の輸入貨物についても簡易VAT課税ルールを引き続き利用可能に。また個人間の少額輸入VAT免税を、ポーランド居住者宛てに限らずEU域内の他加盟国居住者宛ての発送にも適用拡大(EU司法裁判所判決への対応)。
実務メモ
背景:本改正はEU税関規則の改正やEU司法裁判所判決への対応を含む、実務負担軽減を目的とした一連のVAT手続き簡素化。
ポイント:現時点では法案段階(閣議承認)であり、今後国会審議を経て法律公布・施行となる。施行は公布から14日後の予定。
実務への一言:ポーランドで輸出入を伴う事業を行う日系企業のポーランド子会社は、輸入VAT簡易申告や輸出証明書類の運用変更を、施行後の実務フローに反映できるよう準備しておくとよい。
| 国・地域 | ポーランド |
| 発信機関 | ポーランド財務省(Ministerstwo Finansów) |
| トピック | VAT |
| 公開日 | 2026.07.21 |
