伊国税庁、税務改革を反映した「協調的税務コンプライアンス制度」の運用通達を公表

ITイタリア
ガイダンス 税務
2026.08.06掲載: 2026.08.07

伊国税庁、税務改革を反映した「協調的税務コンプライアンス制度」の運用通達を公表

概要

イタリア国税庁(Agenzia delle Entrate)は2026年8月6日、税務改革により再編された「協調的税務コンプライアンス制度(adempimento collaborativo、いわゆる税務コーポレートガバナンス協調プログラム)」の全体像と実務上の論点を整理した通達(circolare n.6)を公表した。

  • 対象:協調的税務コンプライアンス制度への参加を検討する、または既に参加している法人。
  • 内容:制度参加が認められる対象法人の範囲拡大、税務リスク管理体制(Tax Control Framework)の認証制度化、参加企業への優遇措置の拡充、当局との事前相談の新たな枠組みなど、税務改革による制度変更点をQ&A形式で解説。
  • 位置づけ:制度に参加する企業団体・実務家団体との対話を踏まえ、適用上の疑義に回答する形で国税庁がまとめた公式見解であり、今後の制度運用の指針となる。
  • 留意点:参加要件・手続きの詳細は通達本文(circolare n.6/2026)で個別に確認する必要がある。
実務メモ

背景:イタリアの協調的税務コンプライアンス制度は、税務リスク管理体制を整備した企業が国税庁と事前協議を行うことで、税務調査リスクの低減や優遇措置を受けられる枠組みで、日本の「税務に関するコーポレートガバナンス(税務CG)」の取組みに近い性格を持つ。今回の税務改革で対象範囲や優遇内容が拡充された。

実務への一言:イタリアで一定規模の事業を展開する日系企業は、今回の制度拡充により参加対象の範囲が広がった可能性があるため、自社が新たに参加要件を満たすかどうかを確認するとよい。参加を検討する場合は、税務リスク管理体制の整備状況を棚卸しした上で、通達の内容を踏まえて対応方針を検討することが望ましい。

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国・地域イタリア
発信機関イタリア国税庁(Agenzia delle Entrate)
トピック税務
公開日2026.08.06
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