アイルランド歳入庁、VATモダナイゼーション(電子インボイス義務化)に関する2026年版実施方針を公表
IEアイルランド
2026.10.22掲載: 2026.10.24
アイルランド歳入庁、VATモダナイゼーション(電子インボイス義務化)に関する2026年版実施方針を公表
概要
アイルランド歳入庁は、ViDA(VAT in the Digital Age)対応としての電子インボイス義務化を含む「VATモダナイゼーション」について、2026年財政法案(第2号)の内容を踏まえた2026年版実施方針を公表した。
- 対象:アイルランドでVAT登録を行う全事業者(段階的に対象が拡大)。
- 内容:2026年財政法案(第2号、10月19日公表)により付加価値税統合法(2010年)を改正し、電子インボイス義務化の法的根拠を整備。歳入庁は解説資料及び電子インボイス・ハブ(診断ツール含む)を公開し、2027年1月より国家Peppol機関(現:政府調達局)を自ら担う方針も明らかにした。
- 位置づけ:2025年10月時点の段階的導入スケジュール(第1段階2028年11月/第2段階2029年11月/第3段階2030年7月)自体に変更はなく、法制化・実務ガイダンスの第一段階が進展したもの。詳細な技術仕様を定める規則案は今後変更の可能性がある。
実務メモ
背景:アイルランドはEUのViDA(VAT in the Digital Age)対応として、大企業の国内B2B取引を対象に2028年11月から電子インボイス発行・リアルタイムデータ報告を義務化し、段階的に対象を拡大する計画を進めている。
実務への一言:アイルランドに拠点を持ち、VAT登録事業者約2,400社の第1段階対象に該当しうる日系企業グループは、2028年11月の義務化開始に向けて、請求プロセスの見直しやPeppol対応ソリューションの選定を早期に検討することが望ましい。
| 国・地域 | アイルランド |
| 発信機関 | アイルランド歳入庁(Revenue) |
| トピック | VAT |
| 公開日 | 2026.10.22 |
