英国、海外プロテクテッド・セル・カンパニーを利用したキャピタルゲイン税回避の防止規定を公表 ― 2026年10月28日から即時適用
GBイギリス
2026.10.28掲載: 2026.10.31
英国、海外プロテクテッド・セル・カンパニーを利用したキャピタルゲイン税回避の防止規定を公表 ― 2026年10月28日から即時適用
概要
英国歳入関税庁(HMRC)は2026年10月28日、英国居住者が非居住のプロテクテッド・セル・カンパニー(PCC)を通じて資産を保有する場合のキャピタルゲイン税回避防止に関する措置を公表した。本措置は公表日である2026年10月28日から即時適用される。
- 対象:非居住のプロテクテッド・セル・カンパニー(PCC)を通じて資産を保有する英国居住の個人・信託・法人。
- 内容:非居住のクローズ・カンパニー(close company)が実現したキャピタルゲインのうち、英国居住の個人・信託・法人に帰属する部分の計算ルールを改正し、PCC構造を利用した租税回避を防止する。
- 位置づけ:ドラフト法案及び説明覚書の形で公表されているが、濫用防止目的のため公表日である2026年10月28日から即時に効力を持つ。
実務メモ
背景:プロテクテッド・セル・カンパニーは、一つの法人格の中に複数の独立した資産区分(セル)を設定できる海外のビークルであり、キャピタルゲイン税の人為的な回避に利用される事例が確認されていた。
実務への一言:海外ビークルを通じた資産保有・グループ再編を行っている日系企業グループ関係者(英国居住の個人を含む)は、保有構造がPCCに該当しないか、該当する場合は本措置の影響を確認することが望ましい。
| 国・地域 | イギリス |
| 発信機関 | HM Revenue & Customs(HMRC) |
| トピック | 税務 |
| 公開日 | 2026.10.28 |
