欧州委員会、CBAM本格適用に向けたガイダンス文書10件を公表
EU欧州委員会
2026.08.14掲載: 2026.08.18
欧州委員会、CBAM本格適用に向けたガイダンス文書10件を公表
概要
欧州委員会は2026年8月14日、炭素国境調整メカニズム(CBAM)の本格適用に向け、非EU事業者向けの一般ガイダンス4件とセクター別ガイダンス6件の計10件を新たに公表した。輸入事業者・第三国生産者双方の実務対応の指針となる。
- 公表の背景:CBAMは移行期間を終え、2026年から本格適用フェーズに入っており、報告・認定申請の実務が本格化する中で詳細な運用指針が求められていた。
- 一般ガイダンス:非EU事業者向けに、排出量算定方法、認定CBAM申告者の手続き、デフォルト値の使用条件などを扱う4件が含まれる。
- セクター別ガイダンス:セメント、水素、肥料、鉄鋼、アルミニウム、電力の6セクターごとに、対象品目や排出量算定の具体的な取扱いを示す。
- 対象事業者:EUへ対象品目を輸出する第三国生産者、および輸入を行うEU域内事業者の双方が対象となる。
実務メモ
背景:CBAMは2026年から本格適用に移行し、認定CBAM申告者制度のもとで四半期報告や証書の購入義務が生じる段階に入っている。制度の複雑さから、対象事業者向けの実務ガイダンス整備が急務となっていた。
ポイント:今回のガイダンスは一般ガイダンス4件とセメント・水素・肥料・鉄鋼・アルミニウム・電力の6セクター別ガイダンスで構成され、排出量算定やデフォルト値の適用条件など実務上の論点を具体的に示している。
実務への一言:EUへの対象品目輸出やEU域内での輸入取引を行う日系企業は、自社が属するサプライチェーンの対象セクターを確認し、該当するセクター別ガイダンスに沿って排出量データの収集・算定体制を早期に整備することが望ましい。
| 国・地域 | EU |
| 発信機関 | 欧州委員会 |
| トピック | 税務 |
| 公開日 | 2026.08.14 |
