改訂ESRSと中小企業向け任意サステナビリティ報告基準(VS)が官報に掲載 ─ 欧州委員会が正式採択を完了
EU欧州委員会等
2026.09.21掲載: 2026.09.26
改訂ESRSと中小企業向け任意サステナビリティ報告基準(VS)が官報に掲載 ─ 欧州委員会が正式採択を完了
概要
欧州委員会が本年7月に採択した簡素化欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)改訂版と、任意サステナビリティ報告基準(Voluntary Sustainability Reporting Standard、以下VS)の委任規則が、正式にEU官報に掲載された。これにより両基準は法的効力を持つ形で確定した。
- 対象:CSRD(企業サステナビリティ報告指令)の適用対象企業、および任意でサステナビリティ情報を開示する従業員1,000人未満の中小企業。
- 内容:2026年7月3日付で採択された委任規則が官報掲載を経て確定し、7月時点からの軽微な修正・訂正も反映された。あわせてEFRAGは、VSの前身であるVSME推奨事項に基づく非拘束ガイダンスを更新し、英語版をEFRAGのナレッジハブで公開した。各国語版は2026年11月以降順次公開される予定。
- 位置づけ:いわゆる「オムニバス」規制簡素化の一環として進められてきたサステナビリティ報告の適用範囲縮小・任意化の取組が、法的手続として完了した段階にあたる。
実務メモ
背景:欧州委員会は2026年7月3日に簡素化ESRSとVSMEに代わる任意基準(VS)の委任規則を採択しており、今回はその官報掲載による正式発効にあたる。今後11月にはEFRAGが更新版のデジタルテンプレートとXBRL変換ツールを公開する予定。
実務への一言:CSRD対象の日系企業グループおよびその欧州子会社は、確定した簡素化ESRSの開示項目に基づき開示準備を進める必要がある。従業員1,000人未満で任意開示を検討する子会社は、11月以降公開されるEFRAGの多言語ガイダンスやデジタルテンプレートの更新を踏まえ、取引先からの情報要請への対応方針を整理しておくとよい。
| 国・地域 | EU |
| 発信機関 | 欧州委員会 |
| トピック | サステナビリティ(CSRD) |
| 公開日 | 2026.09.21 |
