EFRAG、非EU企業向けサステナビリティ報告基準「ESRS-40a」の意見募集を開始
EFRAGサステナ基準諮問機関
2026年7月23日掲載: 2026.07.23
EFRAG、非EU企業向けサステナビリティ報告基準「ESRS-40a」の意見募集を開始
概要
欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)は、EU域内で重要な事業活動を行う非EU企業を対象とするサステナビリティ報告基準案「ESRS-40a」の公開草案を公表し、意見募集(パブリックコンサルテーション)を開始した。
- 対象:EU会計指令第40a条の基準(EU全体の純売上高が過去2事業年度で4.5億ユーロ超、かつEU子会社または支店の売上高が2億ユーロ超)を満たす非EU企業。報告はEU子会社・支店を通じて間接的に行う
- 意見募集期間:2026年7月23日~10月31日(100日間)
- 適用開始:2028事業年度を対象に、2029年に初回報告を公表予定
- 実務への影響:EU域内売上高・子会社規模が基準に近い日系企業グループは、対象となる可能性があるため早期の影響確認が望ましい
実務メモ
背景:CSRD(企業サステナビリティ報告指令)は当初EU域内企業を主な対象としていたが、EU会計指令第40a条により、EU域内で一定規模以上の活動を行う非EU企業にも報告義務を拡大する仕組みが設けられている。ESRS-40aはその技術的な報告基準の草案。
ポイント:報告範囲は原則「影響(インパクト)」に限定され、リスク・機会やレジリエンス関連の開示は対象外。企業はグローバル全体を任意で報告する「グローバル・アプローチ」と、気候変動以外はEU域内影響に限定できる「ミックス・アプローチ」のいずれかを選択できる案が提示されている。意見募集後、EFRAGは2027年1月に欧州委員会へ技術的助言を提出予定。
実務への一言:4.5億ユーロ・2億ユーロという数値基準に該当しそうなグループ規模であれば、2028年度からの適用に備えて今のうちに対象可否を確認しておくとよさそうです。
| 国・地域 | EU(欧州委員会等) |
| 発信機関 | EFRAG (European Financial Reporting Advisory Group) |
| トピック | CSRD |
| 公開日 | 2026年7月23日 |
