EFRAG事務局、改訂ESRS向け「データポイント・ドラフトリスト」を公表し意見募集を開始
EFRAGサステナ基準諮問機関
2026.08.28掲載: 2026.08.29
EFRAG事務局、改訂ESRS向け「データポイント・ドラフトリスト」を公表し意見募集を開始
概要
EFRAG事務局は、簡素化された欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)に対応する新たな「データポイント・ドラフトリスト(DC1.1)」を公表し、公開のファタルフロー・レビュー(fatal-flaw review)を開始した。従来のIG3(実施ガイダンス3)を引き継ぐ位置付け。
- 内容:Omnibus提案に基づき簡素化されたESRS開示要求事項に対応する、開示すべき個別データポイントの一覧案。
- 位置付け:従来のIG3(データポイント実施ガイダンス)を承継する新リストとして提示。
- 手続き:誤りや重大な欠落がないかを確認する「ファタルフロー・レビュー」として一般からのコメントを受け付け中。
- 公表日:2026年8月28日。
実務メモ
背景:EUはOmnibus簡素化パッケージによりESRS(欧州サステナビリティ報告基準)の開示項目を大幅に簡素化する作業を進めており、EFRAGはその技術的な詳細設計を担っている。データポイントリストは、企業がESRSに基づき具体的にどの項目をどの形式(定量・定性、単位等)で開示すべきかを定める実務上極めて重要な資料であり、XBRLタグ付け等のデジタル報告実務にも直結する。
実務への一言:CSRD対象またはCSRD対象化を見込む日系企業グループ(EU子会社を含む)は、サステナビリティ報告体制の設計を担当する部門において、今回のドラフトデータポイントリストの内容を確認し、既存の開示準備プロセス・データ収集項目との整合性を点検することが望ましい。特に簡素化後のESRSに合わせてデータ収集システムを構築中の場合は、最終確定前のドラフト段階から項目の変更動向を注視することで、手戻りを減らすことができる。
| 国・地域 | EU(EFRAG) |
| 発信機関 | EFRAG(欧州財務報告諮問グループ)事務局 |
| トピック | サステナビリティ(CSRD) |
| 公開日 | 2026.08.28 |
