ドイツ、2026年度税制年次法を閣議決定 ─ 源泉税手続や付加価値税組織体制度など多岐にわたる改正案

DE連邦財務省
草案・パブコメ 税務
2026.08.12掲載: 2026.08.18

ドイツ、2026年度税制年次法を閣議決定 ─ 源泉税手続や付加価値税組織体制度など多岐にわたる改正案

概要

ドイツ連邦政府は2026年8月12日、2026年度税制年次法案を閣議決定した。資本利得源泉税の還付手続厳格化やロイヤルティ源泉徴収の免除枠引き上げ、グローバル・ミニマム課税制度への対応、付加価値税組織体制度の新設など、企業実務に影響する改正が幅広く盛り込まれている。今後は議会審議に付される。

  • 源泉税還付の厳格化:発行済株式の10%以上を保有する大口株主による資本利得源泉税の還付申請について、手続きが厳格化される。
  • ロイヤルティ源泉税免除枠の引き上げ:源泉徴収免除の適用対象となるロイヤルティの上限額が、年間1万ユーロから10万ユーロへ引き上げられる。
  • グローバル・ミニマム課税対応:OECDのSide-by-Side Approachに対応する形で、国内のグローバル・ミニマム課税法制が調整される。
  • その他の改正:2027年以降の電子送達の原則化、および新たな付加価値税組織体制度の創設が盛り込まれている。
実務メモ

背景:ドイツでは税制年次法を通じて毎年多数の税制改正が束ねて行われており、今回の2026年度法案も源泉税手続からグローバル・ミニマム課税、付加価値税まで幅広い分野を対象としている。

ポイント:現時点では閣議決定の段階であり、今後連邦議会・連邦参議院での審議を経て成立する見込みである。ロイヤルティ源泉税の免除枠引き上げは実務上のインパクトが大きく、還付手続の厳格化は大口株主を持つグループ会社の資金回収スケジュールに影響し得る。

実務への一言:ドイツにグループ会社を持つ日系企業は、ロイヤルティ契約や配当・利子の源泉税還付フローへの影響を早期に洗い出し、議会審議の進捗を継続的にフォローすることが望ましい。

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国・地域ドイツ
発信機関連邦財務省
トピック税務
公開日2026.08.12
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