オーストリア財務省、「汚れ手当」(Schmutzzulage)の非課税扱いに関する租税改正法案を公表
ATオーストリア
2026.10.22掲載: 2026.10.24
オーストリア財務省、「汚れ手当」(Schmutzzulage)の非課税扱いに関する租税改正法案を公表
概要
オーストリア財務省は、汚れを伴う作業に対する手当(Schmutzzulage)の非課税扱いについて、費用負担者を問わず非課税とする租税改正法案(Abgabenänderungsgesetz)を公表し、意見募集を開始した。
- 対象:汚れを伴う作業に従事する従業員に手当を支給する雇用主。
- 内容:現行の最高行政裁判所判例では、従業員自身が洗濯等の費用・労力を負担する場合に限り手当が非課税とされ、雇用主が作業着の洗濯やシャワー設備等を提供する場合は非課税とならないとされていた。財務省は給与事務簡素化を目的とする作業部会の検討を踏まえ、費用負担者を問わず2027年から非課税とする法案を公表。
- 位置づけ:意見募集中の法案であり、現行の判例に基づく取扱いは法案成立まで継続する。
実務メモ
背景:汚れ手当の非課税要件を巡る最高行政裁判所の判例は、費用負担の所在によって判定が分かれるため、給与実務上の判断が煩雑になっているとの指摘があった。
実務への一言:オーストリアで従業員に汚れ手当を支給する日系企業は、2027年からの非課税扱い拡大を見据えつつ、法案成立までは現行判例に基づく費用負担の所在を踏まえた判断を継続する必要がある。
| 国・地域 | オーストリア |
| 発信機関 | オーストリア財務省(BMF) |
| トピック | 給与・社会保険 |
| 公開日 | 2026.10.22 |
