フランス税務当局、冷熱エネルギー供給に適用するVAT税率をパブコメ後に明確化

FRフランス
ガイダンス VAT
2026.08.26掲載: 2026.08.29

フランス税務当局、冷熱エネルギー供給に適用するVAT税率をパブコメ後に明確化

概要

フランス税務当局(BOFiP)は、2026年財政法(法律第2026-103号第93条)で導入された冷熱エネルギー(énergie frigorifique)供給に対するVAT軽減税率の適用について、公開協議(consultation publique)を経た確定版の解釈通達(ルスクリ)をBOFiPに公表した。

  • 対象:冷房・冷却用の熱エネルギー(冷熱)を供給するネットワーク事業者・関連事業者。
  • 根拠法令:2026年財政法(2026年2月19日法律第2026-103号)第93条。
  • 手続の経緯:公開協議(コンサルテーション・パブリック)を経て、ルスクリ(rescrit)の形で確定版を公表。
  • 公表日:2026年8月26日。
実務メモ

背景:フランスでは、熱供給ネットワーク(réseaux de chaleur)に係るVAT軽減税率の対象が段階的に拡張されており、今回は冷房・冷却用の「冷熱エネルギー」の供給についても軽減税率の適用範囲・要件を明確化するものである。フランスは都市部の地域冷暖房ネットワークが普及しており、対象事業者にとって適用税率の判定は収益に直結する論点となる。

実務への一言:フランスで地域冷房・産業用冷却設備の供給事業やエネルギーサービス事業を営む日系企業(不動産開発・データセンター運営等でフランスの地域冷房網を利用する企業を含む)は、自社の冷熱供給契約・請求書に適用しているVAT税率が今回明確化された基準に沿っているかを確認することが望ましい。特にデータセンターや大規模商業施設向けの冷却サービスを提供・利用している場合は、適用税率の誤りがないか経理・税務担当部門で再点検すべきである。

一次情報を見る
国・地域フランス
発信機関Direction générale des Finances publiques(フランス租税総局/BOFiP)
トピックVAT
公開日2026.08.26
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次