オーストリア会計基準委員会(AFRAC)、後発事象の会計処理に関する意見書改訂案を公表
ATオーストリア
2026.08.06掲載: 2026.08.07
オーストリア会計基準委員会(AFRAC)、後発事象の会計処理に関する意見書改訂案を公表
概要
オーストリア会計基準委員会(AFRAC)は2026年8月6日、決算日後の情報を考慮すべき事象(Wertaufhellung)と考慮すべきでない事象(Wertbegründung、いわゆる後発事象)の会計処理を扱う「AFRAC意見書第16号」の改訂草案を公表した。
- 対象:オーストリア企業法(UGB)に基づき財務諸表を作成する法人。
- 内容:決算日後に判明した情報のうち、決算日時点の状況を反映する「価値解明事象(Wertaufhellung)」と、決算日後に新たに発生した事象である「価値形成事象(Wertbegründung)」の区分・会計処理の考え方を改訂・整理する草案。
- 位置づけ:近年のUGB改正の内容を反映した改訂であり、AFRACが正式に公表した意見書の草案(Entwurf)。意見募集を経て最終確定する見込みで、現時点では確定した実務指針ではない。
- 留意点:最終確定時に区分基準や記載例が変更される可能性があるため、確定版公表時に改めて確認する必要がある。
実務メモ
背景:決算日後に判明した事象を財務諸表にどう反映するかは、日本基準における「後発事象」の考え方と共通する論点であり、AFRACは既存の意見書第16号を近年のUGB改正内容にあわせて改訂する作業を進めている。
実務への一言:オーストリアに現地法人を持つ日系企業の決算担当者は、決算日後に判明した重要な事象(例:主要取引先の倒産、大規模な契約変更等)を「価値解明事象」「価値形成事象」のいずれに区分し、どのように財務諸表に反映すべきかについて、この改訂草案の内容を早めに確認しておくとよい。
| 国・地域 | オーストリア |
|---|---|
| 発信機関 | オーストリア会計基準委員会(AFRAC) |
| トピック | 会計基準 |
| 公開日 | 2026.08.06 |
