ISSB、GHG排出量開示のデジタル・タクソノミー改訂案を公表 ─ IFRS第S2号改訂への追随修正
IFRSISSB
2026.07.29掲載: 2026.08.01
ISSB、GHG排出量開示のデジタル・タクソノミー改訂案を公表 ─ IFRS第S2号改訂への追随修正
概要
国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は2026年7月29日、IFRSサステナビリティ開示タクソノミー(電子開示用の構造化データタグ体系)について、温室効果ガス(GHG)排出量開示に関する改訂案「Proposed Update 1」を公表し、意見募集を開始した。2025年12月のIFRS第S2号改訂を電子開示の仕組みに反映させるための技術的な追随修正となる。
- 対象:IFRSサステナビリティ開示タクソノミー(ISSBタクソノミー)のうちGHG排出量開示に関する部分
- 背景:2025年12月、IFRS第S2号「気候関連開示」についてGHG排出量開示の実務上の困難に対応する救済措置・明確化が導入された
- 性質:タクソノミー改訂は新たな開示要求事項を追加するものではなく、既存の開示情報のデジタルタグ付け方法をIFRS S2改訂内容に整合させるもの
- 今後の流れ:意見募集を経てタクソノミーの最終改訂版が公表される見込み
実務メモ
背景:タクソノミーはXBRL等による電子開示(構造化データ)のためのタグ体系で、開示内容そのものではなく「どうデータをタグ付けするか」を定めるもの。2025年12月のIFRS S2改訂によるGHG排出量開示の救済・明確化を受け、電子開示の仕組み側を追随させる技術的な改訂。
ポイント:開示要求事項そのものへの影響はなく、XBRL等でIFRS S2に基づく電子開示を行う場合のタグ付けルールが変更される点が中心。
実務への一言:現時点でXBRL電子開示を行っていない日系子会社への直接影響は限定的だが、将来的にESEF等の電子開示義務の対象となる、またはグループ全体でIFRS S2に基づくGHG開示を行っている場合は、開示システムベンダーや監査人と改訂内容を共有しておくとよい。
| 国・地域 | IFRS(国際サステナビリティ基準) |
| 発信機関 | ISSB (International Sustainability Standards Board) |
| トピック | サステナビリティ |
| 公開日 | 2026年7月29日 |
