オーストリア、雇用主負担軽減(付随的賃金コスト20億ユーロ引下げ)の財源分担につき連邦・州・市町村が合意 ─ 2028年施行予定
ATオーストリア
公開日: 2026.06.18掲載: 2026.07.26
オーストリア、雇用主負担軽減(付随的賃金コスト20億ユーロ引下げ)の財源分担につき連邦・州・市町村が合意 ─ 2028年施行予定
概要
オーストリア財務省(BMF)は、2028年より予定される付随的賃金コスト(Lohnnebenkosten、雇用主が負担する社会保険料等)の20億ユーロ規模の引下げについて、その財源を巡り連邦・州・市町村間で財源分担モデルに合意したと公表した。
- 対象:オーストリアで従業員を雇用する全事業者(日系企業子会社を含む)。付随的賃金コスト引下げにより人件費構造への影響が見込まれる。
- 内容:引下げにより家族給付基金(FLAF)に約6億ユーロの財源不足が生じるところ、連邦が3分の2、州・市町村が3分の1(年2億ユーロ)を負担する枠組みで合意。本措置は2027/2028年度二か年予算(Doppelbudget)の議決と並行して発効予定。
- 位置づけ:財務省はオーストリア史上最大規模の付随的賃金コスト引下げと位置づけ、労働コスト軽減による立地競争力強化を企図している。
実務メモ
背景:オーストリアでは雇用主負担(付随的賃金コスト)の高さが立地競争力上の課題とされており、2028年施行を目指した大規模な引下げが財源面で合意に至った。
実務への一言:日本親会社を持つオーストリア子会社にとっても、2028年以降の雇用主負担(社会保険料等)引下げは人件費コストに影響する可能性がある。制度の具体化(引下げ対象項目・料率等)は今後の法制化を待って改めて確認が必要。
| 国・地域 | オーストリア |
| 公開日 | 2026.06.18 |
| 施行予定 | 2028年(2027/2028年度二か年予算と並行して発効) |
| 分野 | 給与・社会保険 |
| ステータス | 草案・パブコメ |
| 情報源 | オーストリア財務省(Bundesministerium für Finanzen, BMF) |
