フランス2026年財政法が成立 ─ 大企業向け法人税一時的付加税、対象を売上高15億ユーロ超に縮小
FRフランス政府
2026.02.19掲載: 2026.07.25
フランス2026年財政法が成立 ─ 大企業向け法人税一時的付加税、対象を売上高15億ユーロ超に縮小
概要
フランスの2026年財政法(loi de finances pour 2026、法律第2026-103号)が2026年2月19日に成立した。大企業を対象とする法人税の一時的付加税(surtaxe exceptionnelle)は2025年度・2026年度についても継続適用されるが、対象となる売上高の閾値が、2025年度の10億ユーロ超から2026年度は15億ユーロ超へ引き上げられ、中堅企業(ETI)の多くが対象から除外される。
- 付加税の継続:2025年財政法で導入された法人税一時的付加税(総額40億ユーロ規模)は、暦年決算法人については2025年度・2026年度の事業年度について引き続き適用される。
- 対象閾値の引き上げ:2026年度は、売上高15億ユーロを超える企業のみが対象となり、2025年度時点の閾値(10億ユーロ超)と比べて対象範囲が縮小。これにより、中堅企業(ETI)クラスの企業の多くが付加税の対象から外れる。
- 成立経緯:2026年1月23日、国民議会は憲法第49条3項(政府の責任表明による採決みなし)により予算法案を可決したとみなされ、憲法院は一部留保付きで合憲と判断。同年2月19日に正式成立・公布された。
実務メモ
背景:フランスは財政赤字対策として、大企業を対象とする時限的な法人税付加税を2025年度から導入していたが、2026年度は対象閾値を引き上げることで、中堅企業への負担を緩和する方向で決着した。
ポイント:2025年度時点で付加税の対象となっていた売上高10億~15億ユーロ規模のフランス子会社を持つグループは、2026年度は対象から除外される可能性がある。自社グループの連結売上高が新しい閾値との関係でどう位置付けられるか、確認が必要。
実務への一言:フランス子会社の売上高規模が10億~15億ユーロ程度の場合は、2026年度の法人税負担見込みに影響するため、現地の税理士に付加税の対象外となるかどうかを確認しておくとよいでしょう。
| 国・地域 | フランス |
| 発信機関 | フランス政府(財政法2026) |
| トピック | 税務 |
| 公開日 | 2026.02.19 |
